子供の頃は食後に、必ず緑茶を飲んでいましたが、最近では緑茶を買うことも減り、紅茶ばかり飲んでいます。皆さんはコーヒー派、紅茶派どちらですか?
和紅茶とは
一般的に、緑茶も烏龍茶も和紅茶も原料となる茶葉は同じです。
和紅茶は日本国内で生産されるので、地紅茶とも呼ばれます。
地酒や地ビールのような感じですね。
茶葉は同じで何が違うのかというと、加工方法【発酵】です。
- 不発酵茶:緑茶
- 半発酵茶:烏龍茶
- 発酵茶 :紅茶
外国産の紅茶に比べ、和紅茶は渋みが少なく、まろやかな口当たりと後味がスッキリしているため、ストレート向きで、和菓子や和食にもよく合います。
おすすめの和紅茶5選
1:福岡県八女産の和紅茶
八女茶で有名な福岡県八女市。
ここで作られる和紅茶は、香りは少ないものの、風味とコクがしっかりとあり、ホットでもアイスでもおいしいです。
渋みが少なく、時間がたっても味が変わらず、おいしくいただけます。
2:三重県伊勢産の和紅茶
伊勢の和紅茶の特徴は、何といってもほのかな甘みです。
苦みも少なく、どんな料理にもよく合います。
フレーバーティーもすべて三重県産にこだわっています。
- 鈴鹿産の生姜を使ったジンジャーティー
- 大台産の柚子を使った柚子ティー
- 東紀州産のレモンを使ったレモンティー
妻の一押しは伊勢の和紅茶です。ママ友にも好評です。
3:岐阜県東白川産の和紅茶
白川茶で有名な岐阜県東白川村。
和紅茶は「べにふうき」と「こうしゅん」の2品種です。
「べにふうき」は口に広がる香りと、深い味わいが特徴です。
「こうしゅん」はさわやかな香りと、やわらかな味わいが特徴です。
どちらもストレートティーでいただくのがおすすめ。
4:熊本県葦北産の和紅茶
2022年のTHE LEAFES (インターナショナルティーコンテスト)の紅茶部門で金賞を受賞した「夏摘みべにふうき」。
2022年10月、英国のお茶の資格認定機関「UKティー・アカデミー(UKTA)」主催、英国初の国際ティー・コンペティション「ザ・リーフィーズ(The Leafies)」の授賞式が、高級食料品ブランド「フォートナム&メイソン」の一室で華やかに行われた。
料理通信 https://r-tsushin.com/journal/world/england_2022_12/#page-1
UKティー・アカデミー https://www.ukteaacademy.co.uk/the-leafies/
茶葉はカットされておらず、大きめです。
華やかな香りで深い味わいで、飲んだ後にほどよい渋みがあります。
夏摘みの他に、春摘みと秋摘みのべにふうきもあり、季節によって香りも味わいも変わります。
ハーブティーやフレーバーティーもおすすめ。
5:鹿児島県産の和紅茶
薩摩では明治初期から1950年にかけて、和紅茶が盛んに作られていました。
その高い技術と紅茶に適した品種は、今もなお続いています。
薩摩の和紅茶は濃いのが特徴です。
ストレートはもちろんのこと、ミルクティーにしても、しっかしりとした風味と香りで、おいしくいただけます。
補足
お茶といえば静岡ですが、和紅茶の生産量も全国1位です。
その他に佐賀県や埼玉県も有名です。
京都府や愛知の西尾市は抹茶のブランドが強く、和紅茶はほとんど作られていません。
茶摘みは年4回行われます。
- 一番茶:4月下旬 ~ 5月中旬
- 二番茶:6月中旬 ~ 7月上旬
- 三番茶:7月末 ~ 8月上旬
- 四番茶:9月下旬 ~ 10月上旬
緑茶は一番茶【新茶】が一番おいしいのに対し、紅茶は二番茶がおいしいとされています。
コメント