【失敗しない!】購入する土地を見極める5つのポイント

家づくり
ゆうくん
ゆうくん

家をつくるには、まずは土地を決めなければ始まりません。土地を購入する場合は、費用もそれなりにかかります。慎重にならざるのを得ませんので、よい土地かどうかを見極めるポイントを、体験談を踏まえながら、お伝えしましょう。

土地とは

家をつくるのための土地とは、敷地のことです。

建築基準法では、原則として1つの敷地に、1つの建物しか建てられません。【一敷地一建物】

建築基準法 施行令 第一条第一項
敷地:一の建築物又は用途上不可分の関係にある二以上の建築物のある一団の土地をいう。

e-GOV法令検索:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325CO0000000338

現在、所有している土地がある方もいれば、新たに探して購入する方もいます。

どんな土地がいいのか、この土地で理想の家は建つのか、悩むのもわかります。

この記事では、失敗しない土地の見極め方をお伝えしますので、購入の参考にしてみてください。

見極めポイント5選

みなさんが土地を選ぶ基準は何ですか?
・費用が安いから。
・交通の便がいいから。
・小学校や中学校に近いから。
・周りが静かだから。 など、いろいろあると思います。

体験談

以前、担当した家のご主人は「今通っている小学校が遠くて、歩いて1時間弱かかるんだよ」とおっしゃっていました。
しかし、 奥様は「子供と話をしながら楽しく歩けるから、遠くても別に構わない」とおっしゃっていたので、それぞれ優先基準が違うんだなと思いました。

1:地盤の強さ

これは最も大切な項目です。

建物を建てる場合、その土地の地盤の強さを、必ず調査しなければなりません。

調査した結果だけでなく、その土地が昔どんなところだったのかを、調べることも大切です。

昔、川や海だった場所は、地震時に液状化が起きる確率が、極めて高いです。

田んぼや池、沼だった土地でも地盤が緩いため、地盤改良に費用がかかってしまいます。

2:前面道路の交通量

朝と夜では交通量が違います。

また、平日と休日でも違います。

もっと言えば季節でも違います。

ご近所の方に聞くなどして、情報を得た方が良いでしょう。

祭りやマラソンなどのイベント時に、通行止めになったりする場合もあります。

車だけでなく、人通りも確認しておきましょう。

体験談

以前、桜が好きな建築主が、桜並木沿いに土地を購入し、家を設計したことがあります。
しかし、住み始めてからお話を伺うと、花見の季節は人通りが多く、マナーの悪い人がいて、ゴミや臭いに困るとおっしゃっていました。

3:日の当たり具合

日当たり良好という言葉を目にしますが、いつの日当たりが良好なのでしょうか。

夏の時期に敷地を確認に行くと、日当たりがいいと錯覚しがちなので注意が必要です。

夏は太陽高度が高く、真上から日差しが来るため、日当たりが良いのは当然です。

出来れば季節ごとに土地へ行き、日当たりを確認したいところです。

また、少し離れた高い建物も確認しましょう。

夏以外の時期の影がどのくらい届くのか、冬の影が届くようだと、室内がとても暗くなってしまいます

4:周辺の環境

候補地の周辺を歩いてみると良いでしょう。

近くに食品工場や自動車、板金の工場などがないか確認しましょう。

また、地域の生活ゴミの置場にも注意です。

風の向きによって、においや音が届くことがあります。

また、幼稚園や学校、公園も音や通学路の問題があります。

5:ライフラインの整備状況

ライフラインとは、暮らしに必要な上水、下水、ガス、電気、通信などのことです。

上下水道の場合、前面道路まで来ていても、土地の中まで引いていない場合、引き込み工事費が約30~50万円程度かかります。

上下水道管は水道局などで、自分で位置を確認することができます。

また、例え土地まで水道管が来ていても、本管の末端に近い場合は水圧が弱いことがあります。

トイレの便器をタンクレスにすることができなかったり、蛇口の同時使用時が難しいので注意が必要です。

まとめ

土地を選ぶには、様々な条件の確認が必要です。

一番重要なのは、地盤の強さです。

価格が安いからとか、学校に近いからという条件だけで、購入するのはお勧めしません。

長く住み続ける土地ですので、不動産屋の情報だけに頼らず、自分でもしっかり確認しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました