ハウスメーカーや工務店から提出された間取りで満足していませんか?変更すると追加になるからとあきらめていませんか?これを読めば間取りの見方がわかり、改善点や変更点をみつけることができます。間取りを何とかしたい方におすすめです。
間取りとは
間取り図や平面図などと呼ばれるもので、皆さんが一番最初に目にする図面です。
間取り図には、各部屋の位置や広さなどが書かれています。
家づくりに必要な図面は、間取り図が決まってから書いていきますので、最も重要な図面と言えます。
理想の間取りにする裏ワザ
間取りはわが家の要です。
間取りをよくすることで、今後の生活を豊かにすることにつながります。
そこで私が、家を設計するときに実践している裏ワザを2つ紹介します。
1:生活してみる
私はこれまで、沢山の家で生活したことがあります。
それは間取り図の中で生活しているからです。
建築主へのヒヤリングのときに、生活スタイルなどをお聞きするのはそのためです。
多くの情報を聞いたうえで、建築主に代わってその家で生活しています。
毎回、違う家で生活するわけですから、それは楽しいですよ。
しかし、人によって考え方や意識、感じ方が違います。
ですので、実際に住む家族で間取り図を囲み、生活してみてください。
以前、建築主に間取り図を拡大してほしいと言われ、理由を聞くとレゴのミニフィギュアを使って、家族でシミュレーションを行うためでした。
晴れた秋の日、朝起きてカーテンを開ける。
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すると、紅葉した庭の木々が朝日を浴びている。
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肌寒いので、ベッド横に掛けてあったカーディガンをはおり、寝室を出る。
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そして、まず洗面所へいき顔を洗う・・・
といった具合に、生活を想像してみてください。
これだけでも、窓の位置、カーテン、庭の木、部屋着をかけておく場所、洗面所の位置などを間取り図で確認できます。
このシミュレーションは、できれば家族一人ひとりがそれぞれのイメージを持って、一緒に行うと良いでしょう。
それも1日の行動だけでなく、平日と休日、天気ごと、季節ごと行うとよいです。
シミュレーションを行うと、結構小さなことに気づくことがあります。
ここに窓が欲しいよねとか、この壁いらないよねとか、沢山出てくると思います。
将来の生活も想像しておきしょう。
生活が一番大きく変わるのは子供です。
幼いときは何から何まで親と一緒の生活。
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小学生になると、自分用の部屋が欲しくなる。ただ、実際のところはお昼すぎに学校から帰ってきて、リビングや家族共用のワークスペースで宿題をするかもしれません。
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中学生になって、本格的な部活動に参加する子も多くなる中で、帰宅したらすぐにお風呂に入りたいかもしれません。
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高校生になって、毎日のお弁当が必要になるご家庭では、それまで以上に朝早くからキッチンが大活躍することでしょう。
成長に合わせた生活スタイルを大まかに決めておきましょう。
2:廊下を極力設けない
廊下を設けると、どうしても各部屋が分断されます。
特に2階は個室が沢山あるため、子どもが自分の部屋にこもってしまうこともあります。
その上、廊下は暗くなりがちで、部屋との温度差も生じます。
昼でも電気をつける家も、あるのではないでしょうか。
2階に関しては廊下ではなく、ワークスペースを設けるようにしています。
子供達はそこで、勉強したり、読書したり、ゲームで遊べます。
大人は読書したり趣味に没頭できます。
家の中に自然と家族が集まる場所、つまり居心地のいい場所があると、生活も豊かになります。
まとめ
間取り図の中で生活するのは、想像力をフルに使うため大変で、時間がかかります。
でも、意外と楽しいものです。
それによって間取りを改善や変更した家は、家族がより過ごしやすく、居心地のいい家となっているはずです。
ご相談いただければ、沢山の家に住んだことのある私の視点から、別の暮らし方も提案できますよ。
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