バスケが上手になるために欠かせないのはパワーポジションです。ボールやゴールがなくてもトレーニングできます。特にバスケを始めたばかりの中学生はしっかり身につけましょう。
パワーポジションとは
スポーツにおけるパワーポジションとは、静止している状態から、すぐに最大の力を発揮できる姿勢のことをいいます。
バスケに限らず、野球の守備、卓球やテニス、バドミントンの構えの姿勢など、沢山のスポーツで動作前の基本的な準備姿勢として、とても重要視されています。
一流のアスリートほど、パワーポジションをしっかり身につけており、相手やボールなど動きのあるものに素早く対応できるだけでなく、怪我の予防にも役立ちます。
バスケでは膝や足首を痛めている方が結構みえます。
1つの要因として、パワーポジションがしっかりとれていない状態での急激な動作が、筋肉や関節へ過度に負荷をかけているからだと思います。
バスケの上手さは、パワーポジションで決まるといっても過言ではないので、しっかりと身につけましょう。
トレーニング方法
パワーポジションを正しく身につけよう!
1:背筋を伸ばして直立
足は肩幅より、少し広くして立ちます。
足の親指の付け根(母指球)に体重をのせるようにして立ちます。
がに股や内股では、母指球に体重をのせるのは難しいので、正しい足の向きではないとわかるはずです。
2:お辞儀をする
膝はそのままで、お辞儀をします。
背筋は伸ばしたままです。猫背にならないように気をつけましょう。
3:膝を曲げる
膝を軽く曲げます。
膝をつま先より出さないようにしましょう。
足の付け根(股関節)に手を挟むようにすると、うまくいきます。
4:お尻を突き出す。
少しだけお尻を突き出します。
突き出しすぎると、背中が反って腰を痛めるので気をつけましょう。
5:確認する
体を左右にゆすって確認します。
母指球に体重はのっていますか?
太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)とお尻の筋肉で、体を支えていますか?
鏡で自分の姿を見てみましょう。
バスケが上手そうな姿勢ですか?
実はこれが一番大事だったりします。
指導者に【この子上手そうだな】と思わせたら、スタメンも夢ではありません。
まとめ
バスケにおいて、パワーポジションはオフェンス、ディフェンスどちらも重要です。
オフェンスでは、ボールをもらった直後にシュート、パス、ドリブルが素早くできます。
リバウンドをとった後の速攻でも、相手より早く反応して走ることができるでしょう。
ディフェンスでは、相手の動きに対し、素早く反応することができます。
パスにも素早く反応し、カットして速攻の場面が増えるでしょう。
日本人は骨格上、体の前側の筋肉を使いがちです。
体の前の筋肉は、特に止まるときなどに必要な筋肉です。
パワーポジションをトレーニングすると、最初の内は体の後ろ側が筋肉痛になります。
正しい姿勢がとれている証拠ですので、続けてトレーニングしましょう。
自然とパワーポジションがとれるようになれば、バスケがもっと上手くなり、スタメンになれます。
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