【追加費用をなくしたい!】家の予算を決めるために必要な13項目

家づくり
ゆうくん
ゆうくん

家づくりで最も重要なのは予算です。後から追加費用が発生して困らないために、予算に必要な13項目をお伝えします。自分には何が必要かを、しっかり見極めて、無理のない予算を決めましょう。

家の予算とは

家の予算とは、建物の工事費だけではありません

ハウスメーカー、工務店、設計事務所など、どの業者で家を建てる場合でも、見積り書が必ず提出されます。

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見積り書には、建築工事費の他に、様々な項目の費用が書いてあり、必要なものもあれば、別途工事となっている項目もあります。

業者からの見積り書以外にも、費用のかかる工事などがありますので、前もって費用を把握してから予算を決めましょう

予算に必要な13項目

1:土地購入費

家を建てるのに必要な土地、所有している土地があればいいのですが、無い場合は探して購入しなければなりません。

地域によって坪単価が異なるため、良く調べましょう

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2:建築工事費

家本体を建てるための費用です。

基礎から上の工事費用ですので、地盤改良は含まれていません。

ここにかけられる予算を、出来るだけ多くした方が理想の暮らしに近づきます

3:設計料

家づくりを設計事務所に依頼する場合に必要です。

概ね建築工事費の10~15%程度です。

ハウスメーカーや工務店は建築工事費の中に含まれていることが多いです。

それは、ある程度仕様や間取りが決まっているため、図面が2~3枚でも家が建つからです。

設計事務所の場合は、家毎に1から設計図を書くため、50~60枚必要です。

これは建築主や工事業者に細かく伝えるためで、見積りも他に比べ、詳細に出てきます。

図面の中には展開図と呼ばれる、各部屋の壁を書いた図面もあり、そこには棚、換気扇、ドア、照明、天井などあらゆるものの高さが書かれています。

完成してから「こんな風になるはずじゃなかった」とか「こんなデザインだったとは思わなかった」というトラブルを防ぐためです。

図面を確認するのは大変ですが、全て必要な情報が書かれています。

図面でご不明な点は、何なりとご相談ください。

4:地盤改良費

地盤調査は必ず行わなければなりません。

調査費用と地盤改良費が必要ですが、特に地盤改良費は調査しないと金額が出ないので不安になります。

近隣で比較的新しいお家の方に、どのくらいかかったのか、聞いてみても良いかもしれません。

それか最初から地盤改良ありきで予算をとっておくことをお勧めします。

改良は地盤の状態によって異なるため、一概にいくらとは言えませんが、鉄骨造やRC造などの重い建物より、軽い木造の方が安くなる傾向にあります。

5:外構工事費

どこまでの工事を含めるか決めましょう。

例えば隣地との境界にブロックは積んで、フェンスは後からとか、駐車場のコンクリートは工事しておいて、カーポートは後からにするとか。

大切なのは後から工事を行うものを想定して、下地やポール用の穴をあけておかなければなりません。

6:植栽工事費

どこまでの工事を含めるか決めましょう。

玄関や浴室の外の植栽は工事して、その他は後からにするとか。

大切なのは外構同様、後から植えたい木を想定しておかなければなりません。

特に建物に囲まれた庭の場合、後からその場所へ木を運んで植えることができるのか確認しておきましょう。

7:照明器具

ハウスメーカーの場合、建築工事費に含まれていない場合が多く、引っ越しするまでに購入することになります。

工務店や設計事務所の場合、照明器具も含め設計するため、建築工事費の電気工事の内訳に含まれていることが多いです。

8:カーテン・ロールスクリーン

これも照明器具と同様です。

設計事務所は、カーテンやロールスクリーンも、打合せしながら決めていきます。

建物と一緒にデザインすることで、空間に統一感を出すためです。

9:空調工事費

換気扇などは必要ですので、建築工事に含まれています。

要するにエアコンをどうするかです。

後から購入して設置する場合でも、あらかじめコンセントや配管用の穴、室外機を置く位置を決めておきましょう。

予定していなかった場所に設置する方もみえますが、家電量販店などの業者は穴をあけてよい壁を知らないうえ、壁の中の断熱材を、ぐちゃぐちゃにしてしまうこともありますので、注意しましょう。

10:上下水道引込工事費

既に予定の土地まで引き込んである場合は良いのですが、無い場合は費用がかかります。

前面の道路の本管まで穴を掘り、そこから分岐します。

また、既に引き込んである水道管の径が13mmなど細い場合、蛇口からの水量が少なくなります。

20mmに変更する場合も、費用がかかりますので、注意が必要です。

この工事は各自治体の指定業者が行いますので、ご心配であれば問い合わせて、おおよその費用を確認しておきましょう。

11:各種申請費

建物を建てるには、検査機関に申請をして確認を取らなければなりません

木造住宅の場合、確認申請、中間検査、完了検査があり、それぞれに申請料が必要です。概ね合計10万円程度です。

建築工事費や設計料に含まれているか確認しましょう。

長期優良住宅の場合、さらに申請費用が30万~40万程度かかりますので、注意しましょう。

しかし、長期優良住宅などの認定住宅は住宅ローン減税などの特例や借入額の上限が増えるなどメリットもあります。

12:解体工事費

これは新しく土地を購入される方は必要ありません。建て替えの場合に必要になります。

解体は建物だけに限らず、地中障害物や家具などの残置物によって追加費用が発生しますので、注意が必要です。

特に地中障害物は建物を壊してみないとわからないため、その場になってみないと分からないのが現状です。

13:登記費用

登記はその土地や建物が誰の所有であるか証明するもので、一戸建て住宅の新築時に必要となる登記は、建物の「表題登記」と、土地と建物の「所有権保存登記」です。

一般的に、土地家屋調査士または司法書士にお願いしますが、それなりに費用がかかります。

登記は自分で行うことができ、時間や手間はかかりますが、安価に済ますことができますので、おすすめです。

まとめ

予算を決めるとき、沢山の項目の中から、必要なもの、不要なもの、建築時に行うもの、後から行うものを選ばなければなりません。

また、同じ工事内容でも、後から業者に工事を頼むと、また重機を運んでくる場合などは、その分費用がかかります。

外構工事や植栽工事は、引っ越す前に済ましておくことをお勧めします。

すべて完了しておけば、気持ちよく、わが家での暮らしがスタートできます。

そして、大きな金額ですので消費税にも気を付けなければなりません。

予算3000万円として、それは税込みか、税抜きか。

税込みの場合、実際に使える金額は2700万円程度です。

この300万円の差で、出来ることが沢山増えます

予算は誰もが悩むところ。

予想外の追加費用で困らないよう、この記事を参考にして、楽しい家づくりをしていきましょう。

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